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Chikhray, Y.*; Kulsartov, T.*; Shestakov, V.*; Kenzhina, I.*; Askerbekov, S.*; 角田 淳弥; 植田 祥平; 柴田 大受; 坂場 成昭; Abdullin, Kh.*; et al.
Proceedings of 8th International Topical Meeting on High Temperature Reactor Technology (HTR 2016) (CD-ROM), p.572 - 577, 2016/11
高温ガス炉(HTGR)に用いられる黒鉛について、耐腐食性を有するSiC被覆の適用は重要な課題である。本研究は、高密度のIG-110黒鉛にSiCを傾斜被覆した材料について、1673Kまでの温度で蒸気との化学反応の結果を示したものである。100Paの蒸気との反応に関する実験では、SiC酸化のパッシブ反応により表面にSiO膜が形成されることを確認した。また、1Paの蒸気とのアクティブ反応では、表面に様々なカーボン複合材が形成されることを確認した。
角田 淳弥; 柴田 大受; 石原 正博; 伊与久 達夫; 辻 延昌*
Key Engineering Materials, 297-300, p.1698 - 1703, 2005/11
高温ガス炉の炉内構造物には黒鉛が使用されるが、事故などで炉心温度が上昇する場合には黒鉛構造物の熱応力が増加し、それによって引き起こされる破壊の確率が増加する。黒鉛の熱伝導率は炉内の中性子照射によって低下するが、焼き鈍しによりある程度回復することが知られており、黒鉛構造物の破壊・強度の評価においては熱伝導率の回復の影響を適切に考慮することが重要である。本研究では、IG-110黒鉛の熱伝導率の焼き鈍し効果について、照射温度,照射量,焼き鈍し温度を関数とした回復因子のモデル化を行い、有限要素法による熱応力解析を実施して破壊確率を評価した。その結果、炉内の黒鉛構造物の温度評価値は、熱伝導率の回復効果を考慮した場合では考慮しない場合に比べて最大で約70C低い結果となり、それに伴い破壊確率が減少することが明らかとなった。
松尾 秀人
熱測定, 17(1), p.2 - 8, 1990/00
POCO黒鉛AXM-5Q1および高温工学試験研究炉用等方性黒鉛材料の室温から2000Cまでの熱拡散率と熱伝導度を測定した。AXM-5Q1は文献値に比較して100C以下では少し小さい値を示したが、高温ではほとんど同じ値が得られた。IG-110については2つの素材ブロックから採取した資料についてその変動を求めるとともに、中性子照射効果を調べた。熱伝導度は中性子照射によって低下し、またその温度依存性は照射前に比較して著しく異なった傾向が得られ、200C付近に熱伝導度の極大値が認められた。この極大値やそれを示す温度照射条件に依存しているのが観測され、照射によって結晶が非品質化することによるものであると考えられた。